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研究
柴田 展人
研究内容
1. コロナ禍における遠隔デイサービスの試み((株)富士通共同研究)
2020年からのコロナ禍の状況で、認知症高齢者においては、受診控え、介護サービス(特に通所デイサービス)の中断などで大きな影響を受けています。ロコモティブ症候群、サルコペニア、フレイルなどからさらに認知機能低下することが懸念されています。
順天堂高齢者医療センター・メンタルクリニックと(株)富士通は、このようなコロナ禍のデイサービスにおける喫緊の課題を解決するため、共同研究を行っています。オンラインでも高齢者の心身の状態を精緻に把握できる富士通の様々な技術により、運動療法や芸術療法の提供から療法中の見守り、療法の計画立案や計画の見直しまで、通所介護事業者によるサービス提供の継続をオンラインで幅広く支援するシステムの有効性を検証しています。運動指導は、順天堂大学スポーツ健康科学部の運動生理学教室・町田修一教授のご指導をいただいています。
本研究では、(株)富士通のAI技術を応用して、オンライン上での運動指導およびアートセッション中の表情、身体の動き、歩行の様子を科学的に解析します。これまで科学的実証が困難であった認知症症例への非薬物療法の効果も明らかにし、将来の科学的介護の基盤となるデータの蓄積も目指しています。
研究者紹介
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